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Kennewickman-22


[Kennewickman-22]


2012年4月13日。


午前と午後の二回、カヤックに帆を取り付けて帆走テストをした。帆を扱うのはヨットを含めて初めての経験であり、昨日今日テントの中で読んだばかりのヨット教本の知識を試してみた。


水の流れのないケネウィック港内では、穏やかな風を受けて速足ていどの速度で静かに進んだ。初めての帆走に、「おおっ、凄い!」とひとしきり感動する。


港を百八十度回り込んで、雪解けで水量が多く流れが速いコロンビア川に進入してみた。風は上流を向いて一時の方向から吹いていた。向かい風を受けながら上流へと進路を取り、風の流れと水の流れに逆らって前進できるものか試してみる。しかし帆の推進力だけでなく、パドルで漕ぐ力を足してみても、早い水の流れに負けてじりじりと後退してしまう。上流にあるケネウィックマンの骨が発見された場所までカヤックを移動し、そこから旅をスタートさせるという希望は、この状態だと諦めるしかないのだろうか。


ベースキャンプとさせてもらっているヨットハーバーに、クローバーインというホテルがある。総支配人のマークが声をかけてくれて、ホテルのレストランでディナーをご馳走になった。

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