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Kennewickman-58


2012年4月25日。


川の上で夜明けを迎えた。大気は鎮まり返って風は吹かず、まだ眠りから醒めぬ大地は物音一つ立てず、水面は揺らぐことなく空を映す鏡だ。世界をきっかり二分する空と水を曙色に染めながら、朝日はゆっくりと姿を現し、時だけが流れていることを知らせる。水に浮かぶ小さなカヤックの上で、太陽が昇る瞬間を体験すれば、心は翼を纏う。

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